吸いたい訳じゃない吸いたい訳じゃない。 感じたい訳じゃない。 だけど、気付いてしまうんだ。 人より余分に。 かなりの量なんだよ、俺が吸っている空気は。 だから、少しくらい良い思いをしたっていいだろ? 泳いでいる間は、忘れることができるんだ。 波のようになれるんだ。 少しくらい、いいだろ? 酒でまぎらわすことができない、俺なんだから。 でも、夢から覚めると、今でもつらいんだよ。 本当は、分かってるんだ。 ブルースに、追いつかれたんだ。 いや、俺が追いついたのか。 追っかけっこじゃないな。 感じてしまったんだ。 普段は、素通りするらしいが、俺は吸ってしまうんだよ。 まったく、なんてこった。 誰か、俺を泳がせてくれ。 何も考えられないほどに。 |